こんにちは。
プロダクトマネージャーの沼田です。

我々の拠点である、北海道・札幌も遅めの初雪を観測して、いよいよシーズンインが近づいてきています。
みなさんは冬のウィンタースポーツ・レジャーに向けての準備はもうできましたか?

周知の通り、私たちはスノーボードウェアをメインとしたブランド<43DEGREES>を展開しています。
今季、2018-19モデルの販売もすでにスタートしております。

今回は、私たちがこれまで学んできたことを凝縮したスノーボードウェアを、より深く知ってもらうために、スタッフ自ら解説したいと思います!

Four Seasons Design Lab. プロダクトマネージャー 沼田大資

暖かさや防水は、もはや当たり前の時代。

やはりスノボウェアで大切なスペックは、何と言っても「暖かさ」や「防水」。雪の中で身体を使って思う存分遊ぶために欠かせません。

もちろん私たちの43Dスノボウェアもそこには絶対的な自信を持ってオススメできるのですが、一方で、同じくその部分で高いスペックを持っている他ブランドが多数あるのも事実。

今回は「暖かさ」や「防水」はあえて取り上げず、普段注目されない隠れたディティールをご紹介します。

細かなニーズに応える「調整機能」

まず初めにご紹介したいのが、フード部分の調整機能。
だいたいのスノーボードウェアには、フード部分の口の大きさを調整する紐はついていて、それを引っ張って巾着のような形になるのが一般的です。
このフードの調整機能は雪が降ってきた時や、首元を寒さから守る時に使いますが、首を左右に振った時にフードが首の動きについて来ないので、ストレスを感じることがよくあります。
実際、ライディング中は首を横に曲げて滑っている体勢がほとんどです。

写真は一般的なフード。一般的なフードは、紐を引っ張ると巾着のようにシュッと縮まります。

これを解決したのが、私たちのフード調整機能。(下の画像)
紐を引っ張った際に、頭部の部分だけキュッと収縮し、自分の頭にフィットする設計になっています。
まるで武将の兜みたいなシルエットですよね。
ヘルメットをかぶるときもぴったりフィット。

この設計であれば首を左右に振ってもフードが一緒についてくるので、ゴーグルをつけて滑る際にストレスがありません。
このフード設計を実現する時には、縫製工場のスタッフの努力は無視できません。
フードの調整部分を縫う時に、当然まっすぐ縫うのが一番効率的なのですが、あえて手間のかかるS字型に縫うことで、頭部のフィット感を増し、フードがすぐに脱げてしまう事を防いでいます。
これはミシンにプログラムできない特殊な縫い方になるので、毎回職人が精緻な感覚で縫製しています。

いつも難しいオーダーに応えてくれる縫製工場のスタッフの方々。機械よりも優れた技術で、職人がS字型に縫製しくれています。

ハンドゲーターの調整機能

そしてもう一つ、進化した機能がハンドゲーターの親指を通す穴の部分です。
そんなところを気にしているウェアは他に見たことありませんが、この部分だけに注目しても年々進化をしています。

一般的には、この穴に親指を通して状態で、その上からグローブを装着します。
そのことで、袖がしっかりと親指に引っかかるので、腕を動かしても袖がめくれるのを防げるのですが、この親指の付け根に布のつなぎ目が当たって、時々痛くなることがずっと課題でした。

そこで今年は、布の構造を2枚にして、それをレイヤーとして重ねて伸び縮みできるような調整機能をつけたのです。
そうすることで、親指の付け根にかかるテンションに合わせて、つなぎ目が伸縮するデザインを実現しました。
この機能性は、実際に体験していただければ納得していただけると思います。

左がこれまでのモデル、右が最新モデル。

左右に伸縮するので、腕を伸ばしても親指の付け根に負荷がかかりにくい仕組みになっています。

雪山でのストレスを軽減するビブパンツの仕組み

続いては、パンツの股間のつなぎ目の方に注目。
この機能は前年モデルから採用されていますが、ご好評いただいているのでご紹介します。

一昨年までのモデルまでは、この股間部分は2枚の生地を中央でつなぎ合わせていました。
パンツでは一般的な設計です。
しかし、ライディング中はだいたい腰を深く落として、股を開いている体勢が多く、股間のつなぎ目に負荷がかかってしまいます。

そこで、昨季モデルから股間のつなぎ目を無くし、伸縮性の高い1枚の生地で張り合わせています。
そうすることで、滑る時の腰を落とした体勢でもストレスが少なく、滑り終わった時の疲労感も減らすことができるのです。

上が一昨年までのモデル、下が最新モデル。

その他の機能もご紹介。

写真をご覧いただければ一目瞭然かと思いますが、ウェアを着ていてもスムーズにトイレで用を足せる設計になっています。
ゲレンデでの悩みの一つは、やはりトイレ。
これがスムーズになるだけで、ストレスがすごく少なくなりますよね。

ここまで「調整機能」と「ストレスの軽減」をテーマにお話しをしてきましたが、最後に多機能な「収納」についてご紹介したいと思います。

かゆいところに手が届く「収納機能」

あると嬉しい胸ポケット

今回、ビブパンツの胸部分に大きなポケットを付けました。
デザインとしてもかわいいですよね。

ゲレンデで遊んでいる時に、スマホやグローブなどの大事な小物を紛失しないように入れておくのにオススメです。
上に羽織るジャケットの胸部分には貫通式のファスナーがあり、ジャケットを着ている状態でポケットへの小物の出し入れが簡単にできます。

リフトパスの収納ケース

ある意味スノボウェアの定番機能の「パスケース」
43DEGREESのウェアにももちろん付属していますが、ジャケットの下部に隠れるように取り付けているのがポイント。

リフトに乗る時に、係員にジャケットを少しめくってパスを見せる仕草が、なんかかっこいいですよね。(笑)
そういう感情的な部分も大事にウェア設計をしています。

もはやブーツも収納する

「収納」というところでは若干意味が変わってきますが、ゲレンデで感じるストレスの一つとして、ブーツの脱ぎ履き動作がありますよね。
「さあ楽しむぞ!」と、サッと勢いよく行けたらいいんですが、ブーツで手こずることが多いです。

できるだけサッと素早く履くために、パンツの裾をマジックテープにすることで、割と大雑把にブーツを覆っても、パパッと履くことができます。
このマジックテープが、オスとメスで幅が違うのがポイント。
ぴったりの幅だと、丁寧に張り付けないといけなくなりますが、メスの方の幅が広いので、ある程度大雑把にやっても簡単につけることができるのです。

大した事無いと思われがちですが、意外とこういうところが大事なんですよね。
一日遊び終わった時の疲労感が変わってきます。

結局ゲレンデで体感しないとわからない

今回ご紹介した機能は、私達が実際に雪山で何度も着用して感じた改善点を反映させた機能です。

色々と紹介してきましたが、結局は実際のゲレンデで着てもらって体感してもらうのが一番です。
今年のシーズンもいよいよやってきます。
僕も今からワクワクが止まりません!

FourSeasonsDesignLab 沼田